CULTURAL RESOURCE DATABASE

ふじのくに
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長谷寺

『長谷寺(はせでら)』は『千本公園』の入り口付近にあり、『浜の観音さん』の名で親しまれている寺。本尊は『十一面福聚自在観世音』で、天長2年(825)淳和天皇の時代に、弘法大師が駿豆地方を訪れた際に、創建したものいわれています。
4月上旬の『春の観音大祭』には開帳の法要が営まれ、その際に『百三十反観音大曼荼羅(ひゃくさんじゅうたんかんのんだいまんだら)』の絵が開帳されます。絵は大きさ200畳の綿布に精巧に描かれています。
本堂前の鉄塔から吊るして特設台に広げ、参詣者は櫓(やぐら)からこれを拝むとともに、『おくぐり道(特設台の下)』をくぐって本堂を詣でます。
その昔、航海の難所である『熊野灘(くまのなだ)』『遠州灘(えんしゅうなだ)』などの航海安全を祈念して、船主は無事帰還のお礼にと船の命綱と帆に霊像を写し、奉納したのが始まりといわれています。
例大祭には公園内の園路に露店などが出て大変賑わいます。

所在地 静岡県沼津市千本緑町1-5
問い合わせ先 観音長谷寺 TEL055-963-1831
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