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ふじのくに
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來宮神社

古くから『來宮大明神(きのみやだいみょうじん)』と称し、熱海郷の地主神で、福の神・縁起の神として信仰されてきました。
『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』には『阿豆佐別神社(アズサワケジンジャ)』の名で記されています。
平安初期の征夷大将軍『坂上田村麻呂公(さかのうえのたむらまろ)』は戦の勝利を神前で祈願し、各地に御分霊を祀ったとも伝えられ、現在では全国44社の『來宮神社(きのみやじんじゃ)』の総社として、信仰を集めています。
ご祭神は『大己貴命(おおなむちのみこと)』『五十猛命(いたけるのみこと)』
『日本武尊(やまとたけるのみこと)』です。
国指定天然記念物に選定されている『來宮神社』のご神木『大楠(おおくす)』は樹齢二千百年を超え、平成4年度の環境省の調査で、全国2位の巨樹の認定を受けています。
幹周り約24メートルの大きさが悠久の時の流れを感じさせます。
この『大楠』は、幹のまわりを一周すると1年長生きするといわれています。また、願い事を口に出さずに心に秘め一回りすると、願い事が叶うと信じられています。
この他、例祭行事には静岡県無形民俗文化財に指定されている『鹿島踊り』や『浦安の舞』などの神女舞が奉納されています。

所在地 静岡県熱海市西山町43-1
問い合わせ先 來宮神社 TEL055-782-2241
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